はじめに
ごあいさつ
2005年に当事務所を開設して以来、世の中の環境は大きく変わりました。インターネットの普及に始まり、データ通信回線網の発達、YouTubeなどの動画共有サービスやSNSの台頭、そして生成AIの登場。これらの変化は、知的財産権の分野においても大きな影響を与えています。知財の権利化業務においては、特許庁とのやり取りはほぼ100%電子化されており、紙ベースの手続はごく一部の書類のみです。知財に関する情報も誰もが無料で簡単に入手することができ、また、SNSなどを通して誰もが知的創作物を世界中に簡単に発信できるようになりました。さらに最近では、生成AIの登場により、本来は人間の知的創作活動の成果であった知財について、その概念そのものが問われようとしています。
商標や意匠の分野においても、以前は現実社会で提供される商品やサービスのみが対象とされていましたが、最近では仮想空間における商品やサービスも対象とされており、そのような変化に法律が追い付いていけない程に劇的な変化を遂げています。これまで、商品やサービスの提供に際しては、ある程度の資本力や技術、人材、設備等を必要とする場合が多く、知財についても主に一定程度の規模を有する企業の問題とされてきました。しかし、上述のようなデジタルツールが身近なものとなったことにより、小規模事業者や個人でも価値ある商品やサービスを手軽に提供できる世の中になりました。それだけ知財が皆さまにとってより身近なものになってきたとも言えます。
当所では、開業以来、中小事業者の皆さまにとって身近な「知財ブレーン」であるべきとの考えのもと、単なる出願代理業に止まらず、様々な視点からご助言・ご提案をさせて頂くよう努めてまいりました。知財を取り巻く環境が劇的に変化する今こそ、その思いをさらに強めて、皆さまのお役に立てればと願っております。
商標権は更新することにより半永久的に権利が存続します。依頼者の方々との末永いお付き合いと信頼関係を築いていけるよう日々努力を重ねてまいりたいと思います。
西川商標知財事務所
弁理士 西川 巌
