商標登録とは

商標登録とは

 商標登録とは、商品やサービスの出所を示す文字や図形(=商標)を独占的に使用することができる権利(=商標権)を取得するために、専門官庁である特許庁に商標を登録することをいいます。

 商標登録をすることにより、第三者が同一又は類似の商標を使用することを禁止することができます。一方、商標登録をせずに商標を使用することもできますが、第三者が同一又は類似の商標を商標登録していた場合には、商標権の侵害にあたるため、無断で商標を使用することはできません。商標権侵害に対しては、損害賠償請求等の民事上の責任を追求できるほか、故意の侵害に対しては刑事罰が科せられます。インターネット等の情報網が高度に発達した現代においては、いつ、誰が、どこで、どのような商標を使用しているかは一目瞭然です。したがって、安心して事業をおこなうために、商標登録は必須の手続といえます。

 商標登録をするためには、特許庁における審査を受ける必要があります。どのような商標でも登録が認められるわけではなく、商標法に規定された一定の登録要件を満たしたものでなければなりません。また、通常、審査には最低でも半年程度の期間を要します。

 商標権は10年毎に存続期間が満了しますが、更新登録をおこなうことにより、半永久的に維持することができます。登録及び更新登録の際には一定の登録料を納付する必要があります。

 

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